INTERVIEW 社員インタビュー
この事業が成功すれば社会全体に
も
意義のある事業になるはず
小林 隆 執行役員
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Q1
創業メンバーでもある小林さんの
バックグラウンドについて教えて
ください -
RFIDの黎明期の事業に取り組んだ経験がPubteXにつながっている
大学時代はスポーツしかしていない文系学部の学生でしたが、1988年に丸紅に入社するとなぜかいきなり情報システム部に配属され、そこで5年間鍛えられました。ここが私のシステム開発関連の事業に携わる経歴のはじまりです。
その後は営業として各時代の先端だった光学機器や携帯電話の物販の部門、海外駐在を経て、物流事業、ヘルスケア事業という丸紅では珍しいサービス事業、物流など多種多様なプロジェクトに参加。テクノロジーが変わっていく目まぐるしい時代を駆け抜けました。
中でも、約20年前に参加したRFID事業は、PubteXの創業メンバーとしての私の基礎になった経歴です。
当時の日本はUHF帯域をRFIDタグに使う電波の法整備もできていないような状況で海外に遅れをとっていたので、私は海外のベンダーと一緒に香港のRFIDプロジェクトに参加しました。
結果的にいうと、丸紅におけるRFID事業は2013年に事業譲渡することになってしまいましたが、譲渡に至った最も大きな理由は、RFID(UHF帯域)は、その技術や実用化に向けた課題解決、費用対効果・事業採算の見通しが厳しい一方、仕組み上、利用者側もアパレルなどのSPA(製造小売業)業界でしかコスト面で採算が取れず、一般の日用品にまで広げるのが難しかったからです。
前回のRFID事業から15年以上の時を経て、2022年、RFIDの知識のある人物としてPubteXの創業メンバーとして選任され、今に至ります。
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Q2
IoTソリューション事業部の事業内
容と小林さんの役割・ミッション
を教えてください -
RFIDの技術を紙の出版物の流通に使用す
る世界初の試み
成功に導くのが私個人のミッションRFIDタグを出版物に取り付けて作業の効率化を図ると同時に、本一冊一冊の製造から販売に至る履歴データを取ることで出版物のサプライチェーンを「見える化」し、そのデータを流通やマーケティングに活用する仕組みを作り運用していくのがIoTソリューション事業部の仕事です。
RFIDタグは電波を使って非接触で通信し個体識別する技術で、商品の個体管理が可能となり、現在は主にアパレル業界で使用されております。日本ではユニクロやGUの商品に付いているRFIDタグが有名で、見たことがある人も多いでしょう。ユニクロのセルフレジで一瞬で会計ができるのもRFIDのおかげです。同時に店側はRFIDからどの商品がどのように売れたかなどの詳細なデータを獲得しています。
IoTソリューション事業部では、このRFIDを中心に大きく分けて3つのビジネスを展開していきます。
まずは、書籍につけるRFIDタグを出版社に販売する事業。RFIDタグを本に装着できるような形で開発・製造・販売を行い、出版社はこのRFIDタグを自社の製本に組み入れ、流通させます。
次に書店等へのRFIDデバイス販売です。RFIDタグを読み取るには専門のデバイスが必要なので書店等にこれを販売します。
最後は、RFIDで獲得した情報をクラウドで一元化し、このデータをSaaS形式で購入してもらう事業です。RFIDタグがついた本の流通量が増えていくほどデータは蓄積され、これまでにない価値を提供できるようになります。
RFIDの技術を紙の出版物の流通全体に使うのは世界初の試みです。これらのIoTソリューション事業部の全ての業務を取り仕切って進めることが、私の役割でありミッションです。
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Q3
今の仕事が、社会の(業界の)
どんなことに役立つと思います
か?
また、ご自身の仕事のやり
がいを教えてください -
成功すれば出版物の流通における問題点の
多くが解決される
業界だけでなく社会的
に価値のあるチャレンジ出版物をRFIDで管理するプロジェクトが成功すれば、今の出版物の流通における問題点の多くが解決されます。
流通や店頭業務の効率化により棚卸や返本作業などが大幅に減り、物流費・人件費を含めさまざまなコスト低減が実現するのはもちろん、もっと大きな規模で見ても資源の無駄やCO2削減、人手不足の流通業界のロス削減など、社会的にも意義がある事業になるはずです。
まさにいいこと尽くめですが、今まで実現されなかったのは、世界的に見ても非常にハードルが高いシステムであり、既存業務(バーコードベースのオペレーション)への適合性の難易度も高いからです。私もグローバルにRFIDを見てきたからこそ、RFIDの書籍への応用が難しいチャレンジであると誰よりも理解できていますが、同時にやりがいも感じます。
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Q4
IoTソリューション事業部の中長期
複数のマイルストーンがある -
本格始動し、その先には
複数の
マイルストーンがある既に2023年の夏から小学館・集英社・講談社の3社の新刊コ
ミックスにRFIDタグをつけ、その年の秋からは書店でのパイ
ロットを始めました。まずは小規模ではじめて、システムを細
かく検証していき、2025年1月にサービスローンチしました。
この先には、ジャンルをコミックス以外にも広めていくこと、
RFIDを使ってもらう出版社を広めていくことなど、クリアす
べきポイントがいくつもあります。
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Q5
RFIDを搭載した書籍が出ることで
業界がどのように変化するのか、
その先の世界を教えてください -
より多くの読者と書籍が効率よく結びつく
世界になる実現するまでには長い道のりになってしまいますが、世の中の全部の本にRFIDタグをつけ終わり、RFIDで出版物を管理する世界が来たなら、より多くの読者と書籍が効率よく結びつき、紙の本の文化が活性化していくでしょう。
非効率な流通の改善だけでなく、出版社は書籍のリアルタイムの在庫や売れ行きはもちろん、どの書店でどのくらい本が手に取られた回数までもわかるようになりますし、書店では非接触端末をかざすだけで在庫管理や会計ができ、人的コストが圧倒的に削減できるでしょう。また、読者へ個別に特典の提供やプロモーション(サイン会招待、割引サービスなど)といった新たなサービスの提供や取組も可能になるでしょう。他方、会計をしていない本を店外に持ち出そうとすればRFIDタグが反応してゲートで音が鳴るようになったり、仮に盗難に合った場合も詳細を詳しく知ることができます。盗難ロスを削減することも書店経営改善に寄与できると考えています。
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Q6
IoTソリューション事業部をどんな
組織にして
いきたいですか?
またどんな人と一緒に働きたいと
思いますか? -
チームワークを大事にする
前向きな人と
強い組織を
作っていきたい我々の仕事はただRFIDを売るという物販事業ではなく、ソ
リューションビジネスです。データを使ってどう発展させるか
を、IoTソリューション事業部というチーム全体で考えて、
チームとして強くなっていきたいと思っています。また、社内
だけでなく、社外のパートナー(RFIDベンダーやシステムベ
ンダーなど)とも一体となったチームで、出版業界に貢献して
いきたいと考えています。
サッカーや野球を見ればわかる通り、強いチームには個々の
スキルの高さとチームワークの両方が必要になります。
今は少数精鋭のチームですし、システムに強いとかソリュー
ションの提案力が高いとか……何か得意分野がある方と一緒
に働きたいと思っていますが、チームワークという観点でいう
と、チャレンジしたいという前向きな気持ちや諦めないでやり
続けていく気持ちがある人と、一緒にやっていきたいです。
これまでに前例のない
出版流通インフラ構築に挑む
植松 健
執行役員
兼 IoTソリューション事業部長
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Q1
植松さんの経歴について
教えてください -
インターネット黎明期からICTの分野で
最先端のサービス提供を行ってきた経験が
PubteXに繋がっている私が丸紅で働き始めた90年代はインターネットの黎明期で、その時代からずっとICT分野の事業に従事してきました。
日本で初めてケーブルテレビのインフラを活用した常時接続ブロードバンドインターネットサービスの立ち上げや、BS/CS/地上波テレビのアナログからデジタル放送への移行を支援するなど、最先端技術を用いた多くの新サービスの導入に関わってきました。
働き方もさまざまで、ジョイントベンチャーを通じて社内で新会社を立ち上げ新サービスの支援事業を行うなど、さまざまな働き方を経験してきました。丸紅系列のコンサルティング会社の立ち上げにも携わっています。
PubteXもそういった事業の一つです。PubteXにおいても、私のこれまでの経験は大きく活かされており、これまでの経験がRFIDタグを使い書籍の流通をデジタル化してアナログからデジタルに変化させていくPubteXの事業に繋がっていると感じています。
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Q2
現在のIoTソリューション事業部の
事業内容を教えてください -
RFIDタグの製造・供給、データベース
システムの開発・サービス提供、
デバイス
の供給が事業の三大柱IoTソリューション事業部の事業は3つの柱に分かれています。
1つ目の柱は、RFIDタグの製造および供給の基盤を確立することです。2023年8月より、講談社・小学館・集英社・KADOKAWAの新刊や重版のコミックスや一部の文庫にRFIDタグが導入され始めました。この開発したタグ品質を維持して安定供給することが1つ目の柱です。
例えば人気のコミックスは製本工場で1時間に9,000冊のペースで製本されています。その製造ラインの速度を落とさずに装着できるRFIDタグを開発・供給しており、これにより日々、タグ付きの本が世の中に普及、蓄積されていきます。
2つ目の柱は、デバイスで読み取ったRFIDタグのデータを利活用できるデータベースシステムおよびトレーサビリティシステムの開発です。RFIDタグから収集したデータを業務やマーケティングに効率的に活用するためのシステムを構築し、SaaSサービスとして提供していきます。
3つ目の柱は、タグを読み取るデバイス及び、デバイス上で動作するアプリの開発・提供です。
現在、リアル書店でこのシステムとデバイス、アプリを利用した書店パイロット検証を実施しており、現場の業務で書店員様にも操作いただき、課題を見つけ、商用サービス向けのシステム、アプリにブラッシュアップしていく作業を進めています。
2023年8月から主要出版社のタグ付きコミックスや書籍が書店に並ぶようになりました。タグ付きの本は日々増え続けており、毎日毎月の積み上げが進んでいます。実用商用化の目標は2025年1月です。それまでにタグ付きの本をさらに増やし、検証で見つかった課題を解決し、より良いサービスに進化させることを目指しています。
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Q3
IoTソリューション事業部
においての植松さんの役割を
教えてください -
プレイングマネージャーとして
全ての仕事に携わる
ベンチャーの立ち上げフェーズでは、
チーム全員が課題に立ち向かうプレイングマネージャーとして、IoTソリューション事業部の様々な事業領域に携わることが私の役割です。書店での検証作業から開発チームへの参加、交渉の場に同行しお客様との対話を行うことまで、多岐にわたる業務に関与しています。
ベンチャー企業の立ち上げフェーズでは、様々なステージの課題に対応していくために、日々新しい仕事が生まれます。大企業のような組織分業の仕組とは全く異なるため、私だけではなく、みんなで手分けして課題を解決していかなければなりません。
私自身もチーム全員と共に、協力して課題に立ち向かうことが不可欠です。
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Q4
IoTソリューション事業部が思い描
いている未来像を教えてください -
RFIDにより書店の業務負担を減らし、
これまでになかった発想のマーケティング
やプロモーションが生まれる未来を書籍はアイテム数が多いため、これまでは個体管理が困難とされてきました。
多くの書店では年に1回しか棚卸が実施できず、それも業者に徹夜作業を委託する形で行われています。しかし、RFIDが導入されれば、短時間で全ての本の個体管理が可能になります。入荷から返品、売れ行き、さらには万引きの発生までが明確にすることが可能になるのです。
ロスの減少により書店の利益が増えるとともに、従業員の負担が大幅に軽減され、書店はより重要な業務に資源を割くことが可能になるでしょう。
また、出版社側はRFIDを活用した新たなマーケティングやプロモーションが可能になります。
例えば、「初版1万冊限定」とか「〇〇日に書店に配本された特定タイトル限定」で読者をイベントに招待する、といったプロモーションも、RFIDシステムを利用することで実現可能です。私たちが提供するRFIDインフラがデータとして整備されれば、従来にない発想のマーケティングやプロモーションが実現し、成功すれば他の業界への横展開も見込めます。ソリューションプロバイダーとして、そういった未来まで発展していければいいなと考えています。
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Q5
IoTソリューション事業部のチーム
の雰囲気やどんな人がいるのかを
教えてください -
多様な専門性を持つスタッフが活躍中
「未来に残る仕事」をしたい人には
ぴったりの環境ですIoTソリューション事業部では、多種多様な経歴を持つスタッフが働いています。
ITのシステムに詳しい人、RFIDのテクノロジーに詳しい人、プロバイダサービスの仕組みに詳しい人、書店の世界に詳しい人、製本の工程や出版社の販売・営業の分野に詳しい人——などなど、いろんな知識やスキルを持ったスタッフが自分の専門分野を活かして協力しています。そのため、自分の得意分野を活用し、チームと協力して仕事を進めたいと思う人がPubteXに向いていると思います。
一方で、既存の組織で決められた仕事を決められたとおりにしっかりとこなすことに満足感を得る人には、当社は向いていないかもしれません。
私たちは、今までにない新しい出版流通インフラを構築しています。その新しく作り上げる過程での達成感を一緒に喜べる方が当社と相性がいいでしょう。
私たちの仕事は、将来的にもみんなの役に立つであろう、言わば「未来に残る仕事」です。そこにやりがいを感じる人には最適な場所です。
PubteXの事業はまだまだ立ち上げフェーズにあります。未来に残る仕事を一緒に立ち上げ、楽しむことができる方をお待ちしています。
業界全体で問題意識が共有された
今なら出来るはず
T・K
IoTソリューション事業部
マネージャー
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Q1
T・Kさんの現在の具体的な業務
内容を教えてください -
RFIDが現場でどう使われるのかを検証
し、システム改善に活かすIoTソリューション部門の「書店パイロット検証チーム」及び「システム開発チーム」の一員として働いています。
主な業務は、現行のRFIDシステムを書店に導入し、その使用結果をもとに問題点や改善点を洗い出し、この検証結果を基に計画を立て、現在のシステムを書店や出版業界関係者のために改善していくことです。
現在具体的に行っている活動は、RFIDシステムを導入検証している書店に出向き、店員の方々の業務を伴走しながら、RFIDシステムを実際に使って頂いた感想をヒアリングのうえ、現場での問題を確認することです。私と同様の活動をしているチームメンバーが複数いるので、それぞれ課題を共有し、多角的にシステムの課題を洗い出します。
現在のRFIDシステムはパイロット版です。この検証と改善プロセスを経て、RFIDシステムはより使いやすい段階に進化していきます。
検証の開始段階は週に5日書店へ訪問していましたが、第一段階の検証フェーズは終了し、システム改善フェーズに移行しているため、社内での業務が増える予定です。
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Q2
転職の経緯や前職の職務内容につ
いて教えてください -
前職は食品流通業界
自分が作ったシステムで流通業界全体の
ロスが改善された経験が
糧になっている前職では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの卸ポジションを担う会社で、流通管理を担当していました。
具体的には、直近は食品流通の効率化を目指すシステム開発に関わっていましたが、以前は受発注管理を行う部署を担当していました。テクノロジーを活用して需要予測や必要在庫数を試算し、消費期限切れや売れ残りによる食品ロスを減らす取り組みなどを行っていました。
前職ではRFIDやブロックチェーンなどの技術を用いてサプライチェーンを管理・効率化する取り組みも実施しておりましたので、業界は異なりますがPubteXの仕事と似ています。
前職ではシステムの力で食品流通の効率化を実現し、食品ロスを大幅に削減することができました。自分が関わった仕組みが業界の無駄を改善していくという仕事は、非常にやりがいがあり、また自分に向いている仕事だと感じました。
この食品流通業界での知識と経験を新しい業界で活かし、さらなる効率化を実現したいという思いから、PubteXへの転職を決めました。
出版業界は、長年流通の効率化が難しいとされて手がつけられておらず、ロスが多い業界です。これは同時に大きな改善の機会があることを意味します。
自分のキャリアを活かしたうえで、これまで以上にやりがいを感じる仕事だと感じています。
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Q3
PubteXで働き出してから感じた
ことを教えてください -
業界全体で生まれ変わろうという意識、
一致団結の空気感がある現場で働き始めて感じたのは、出版業界全体が「出版業界の未来を明るいものにしたい」という共通の意識を持っていることです。特に、大手出版社が足並み揃えて協力して、RFIDタグを導入しようと決めたということが印象的でした。
流通の効率化は、システムベンダーだけの力では実現できません。優れたシステムがあっても、それを実際の現場で導入し、使ってくれるメーカーや小売業者の協力がなければ成功できないのです。他の業界では、メーカーごとに方針が異なったり小売業者の協力を得ることが難しい場合もありますが、今回の出版業界での取り組みは、この1つの大きなハードルをクリアしている印象を持っています。
業界全体で問題意識を共有しており、出版社も書店も一丸となって、「出版業界がよくなるなら」「本屋を未来の日本に残していくために」と努力しています。
書店に出向いて書店員さんにRFIDの使い方をオペレーションする際も、本当に皆さん協力的で、通常業務が忙しい中でも、「これで業界が良くなるなら」と積極的に取り組んでくださいます。
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Q4
PubteXで働くことのやりがいと、
期待する未来について教えてくだ
さい -
出版業界で頑張って働いている書店員さんや配送会社の社員さんが、
「この業界に
ずっと残りたい」と思える環境を作りたい今の出版業界で働いている人々、例えば書店員さんや配送会社の社員さんが「この業界に残りたい」と感じ、実際に残って働けるような未来を実現したいと考えています。
この業界にいる多くの人が「本が好き、漫画が好き」という情熱で働いておりますが、その献身性が今の業界を支えているとも感じます。また多少の無理なことや難しい作業も対応してくれることで、現在も業界が守られていると感じます。
PubteXの事業によって、これらの人々の労働環境が改善され、長く働けるような環境が整備される未来がくるといいなと思います。
「出版業界は衰退していく」と言われていますが、実際には業績が好調な出版社も多く存在します。一方で書店さんは苦しい状態が続いておりますが、出版社のなかには「本や映画、その他のコンテンツが売れるのは書店が消費者と繋がって接点を作ってくれているから」という視点を持っています。
電子書籍の普及や、漫画原作のアニメの人気も、最初は紙の本や漫画が書店で読者に知られることから始まっています。紙の本と読者の接点を維持し続けることで、出版業界の明るい未来が訪れると思いますので、この接点を維持し続けられる未来を作っていきたいですね。
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Q5
PubteXに向いていると思う人物
像と、これから一緒に働く方へのメッセージをお願いします -
PubteXに向いているのは、出版業界の課題に共感できる人
大規模な改革に参加できるチャンスがここにあります出版業界の人々は既に多くの課題を理解しています。彼らは「こうあるべき」という理想を共有していますが、個社で実行することはとても難しいです。
私たちシステム開発者は、現場の声に共感し、解決策を一緒に考える必要があります。システムベンダーが一方的に解決策を押し付けても、現場は動かないでしょう。現場の声を聞き、課題に共感できる人がこの仕事に適しています。
また、大規模な課題解決に取り組むことで成長したいと考える人にとっては、PubteXは絶好の環境です。
私が以前いた食品流通業界もそうでしたが、日本の多くの業界では流通の改善がある程度までは完了しています。今、この規模の改革に取り組めるチャンスがあるのは出版業界だけではないでしょうか。
この稀有なチャンスを活かして挑戦し成長したいと考える人は、ぜひ私たちと一緒に出版業界の新しい姿を創り上げましょう。
返品というワンイシューを
ブレずに追求する
井上 徹哉
AI発行・配本事業部
事業部長
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Q1
AI発行・配本事業部の事業内容と
井上さん個人の役割・ミッション
を教えてください -
最新のテクノロジーを活用して業界の皆様
と一緒に出版流通を改善し、
次世代に
「書店で本を買う喜び」を残したいPubteXは、「次世代の子供たちが書店で本が買える環境を残していく」という理念の会社です。その中で我々AI発行・配本事業部は、「読者が求める本が書店を通じて読者にきちんと届くための仕組み」をテクノロジーの力で作っていくことをミッションとしています。
出版業界は、毎日、約200タイトルの新しい本が出版され、書店に配本されています。同時に、約30~40%の本が返品されています。
上記の返品に関わる業界課題は、現在まで解決されずに続いています。この問題をAIやサプライチェーンシステムという最新のテクノロジーを活用して解決していこうというのが、我々の仕事になります。AI発行・配本事業部では返品率を低減するというワンイシューにコミットしています。
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Q2
今の仕事が、社会の(業界の)
どんなことに役立っていると思います
か?
また、ご自身の仕事のやり
がいを教えてください -
次の世代に文化を繋ぐという大きな使命
記憶に残る仕事ができる「次の世代が書店で本を選べる環境を残す」ということで社会の役に立ちたいと考えています。
この思いは個人のやりがいとも通じていて、私は紙の本が好きですし書店も好きなので、本に関われる仕事に携われることに喜びを感じています。 AI発行・配本事業部はワンイシューのために作られた部署です。
そのため、目指している方向性が明確であり、愚直に、ブレずにやるべきことを進めていきます。今は始まったばかりですが、振り返った時に「やってよかったな」と思えるような使命を持った仕事であり、記憶に残る仕事だと思います。
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Q3
AI発行・配本事業部を今後どんな
組織(集団)
にしていきたいと
思っていますか? -
既存のやり方に拘らず、チャレンジ
してい
ける組織でありたい業界が長年抱えている課題を解決する、という困難な課題に
挑戦する事業部のため、全員が本気で取り組まないといけま
せん。今までのやり方を外部から変えていくため、パワーが
必要です。課題解決にむかってワンチームで挑戦するチームに
していきたいです。
また、ゴールは決まっていますが、ゴールに向かう山の登り方
はさまざまです。既存のやり方に拘らず、様々なバックグラン
ドをもったプロフェッショナルな人と一緒に新しい景色を作っ
ていきたいですね。
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Q4
井上さんがPubteXで実現したい
夢は何ですか? -
書店というさまざまな価値観に出会える
場所を子供に残したい「次世代の子供たちが書店で本が買える環境を残していく」ことです。本事業を成功させることが自分の目標です。今はスマホでほしい情報を簡単に手に入れられる時代です。
しかし、書店での偶然の1冊との出会いはスマホでは得られません。本には人類の過去の英知が詰まっており、偶然の出会いにより、自分の価値観が大きく広がるチャンスを未来の子供たちにも残してあげたいです。
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Q5
会社もしくはAI発行・配本事業部
の発展で、
業界がどう変化するのか、
その先の世界を教えてください -
書店で偶然の1冊と出会う機会の
創出に
貢献したい「読者が求める本が書店を通じて読者にきちんと届くための
仕組み」をテクノロジーの力で作っていくことで、より多くの
人に書店で本を手に取って頂く機会が増えるといいと思いま
す。書店で偶然の1冊と出会う機会の創出に貢献出来ればうれ
しいです。
「人が書店で本に出会い、
人生が
豊かになる経験」
を守る事業に
関われていることが、
私のやりがい
M・E
AI発行・配本事業部
ビジネスオペレーションチーム
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Q1
現在の具体的な業務内容を
教えてください -
AIデータと出版社をつなぐ、掛橋のような仕事
AI発行・配本事業部のオペレーション企画チームに所属しています。私の現在のメインの業務は、当社がAIで導き出した数字を出版社に活用してもらうための提供業務です。
これまでの出版社はほぼ経験則で発行部数を決めていたので、実際の需要よりも大きすぎたり小さすぎたりしてきました。作りすぎて在庫が過剰になっているところを、今後はAIが解析したデータを使って最適な発行部数にしていきましょうと出版社に提案しております。
具体的には、AIが出してきたデータを細かくチェックして、発行部数の推奨値として出版社に提供します。データの参照方法をチームリーダーが出版社に説明するのでそのサポートをしたり、それを元に出版社の意見のヒアリングも行います。出版社にAIが作ったデータをよく活用してもらうために、出版社との意見交換をもとにPDCAを回していくようなイメージです。
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Q2
今の仕事が、社会の(業界の)どんなことに役立っていると思いますか?
また、ご自身の仕事のやりがいを教えてください -
本の世界が好きだからこそ、使命感とやりがいがある
課題になっている高い返品率を最適な形にできれば、コストの削減に繋がり、ひいては業界の健全化にも繋がります。最適化を図ることで、出版業界を守る使命感のある仕事だと思います。
この使命感は自分個人のやりがいにも通じています。私は個人的にも紙の本が大好きなんです。昔から本は私の友達のような存在でした。本というモノ自体も大好きですが、それ以上に「本との出会い」に大きな魅力があると思っています。「人が書店で本に出会い、人生が豊かになる経験」を守っていくという事業に関われていることは、私の仕事のモチベーションです。
実務的なやりがいでいうと、PubteXはまだできたばかりの会社なので、この立ち上げ時期に携われるのは良い経験をさせてもらっていると感じています。
前職は2万人規模の大きな会社にいたので、個人の業務範囲は限られていました。
それに対し、PubteXは歴史の長い会社じゃないからこそ、裁量権が大きく、いろんな仕事ができています。うまく行かないこともあるけれど、その中で自分が何をできるのかを考えてチャレンジしていくのが、大変であり、やりがいを感じているところです。
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Q3
転職においてPubteXを選ばれた
理由を教えてください -
本が好きなこと、
ワクワクする仕事であること、
これまでの経験を活かせること
の3つが決め手転職の決め手になったのは3つのポイントからでした。
1つ目は大好きな本に携われる仕事であることで、2つ目は会社の価値観に共感したことです。
PubteXは他のどの会社もやっていないことを、イチから作り上げていく会社です。このイチから作り上げるワクワク感は、私の価値観に合致していると思いました。
3つ目は、前職の経験がPubteXの業務でも生かせると思ったからです。前職は金融業界で営業をしていて、これまでの法人相手の顧客折衝経験をPubteXでも活かせるのではないかと考えました。
お客様とコミュニケーションを取り、お客様のニーズを聞き出すという業務経験は、今の仕事にも役立っていると思います。
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Q4
どんな人と一緒に働きたいですか?
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明るく、臨機応変に動ける方を待っています。
みんなで助け合っていける環境なので心配は要りません!一番は明るい方です。また、臨機応変に動ける方が良いと思います。PubteXは一から立ち上げた前例のない会社だからこそ、壁にぶつかることもあると思いますが、それでも挫けることなく、その場その場でできる対応を考えて動ける方が向いていると思います。
こう聞くと怖いと感じるかもしれませんが(笑)、新入社員が一人で放置されるということはありません。人数が少ないからこそ、皆が協力しあっているし、相談できる環境です。
一緒に頑張っていきましょう!
本が与えてくれた学びと喜びを、
全国の書店に還元したい
T・K
AI発行・配本事業部
システムエンジニアリングチーム
チーム長
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Q1
システムエンジニアリングチーム
の構成と、ご自身の役割について
教えてください -
人と技術を育て、事業の戦略を推進
システムエンジニアリングチームは、いくつかの領域ごとに小さなチームに分かれて構成されています。
Webアプリケーション領域、DPE(データプラットフォームエンジニアリング)領域、MLOps領域、DataOps領域、SysOps領域、インフラ領域がありまして、領域をまたいで所属しているメンバーもいます。
私の役割としては、主に「チームの強化」と「技術戦略の推進」の2つが柱です。
具体的には、システムエンジニアリングチーム全体の採用、育成、評価、メンタリングといったキャリア開発支援、事業部全体の技術戦略の策定や予算配分、さらにはプロダクトの要件定義や技術的な実現性の評価、そしてチーム内でのエンジニア文化の醸成など、幅広く担当しています。
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Q2
採用を通じて、どのようにエンジニア文化を作っていますか?
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出版業界とAIへの興味をベースに、抜群
の頭脳と人間性で業界の未来を拓くチームとして目指しているのは、PubteXの事業に推進力を与えられるチームになることPubteXという会社の成り立ち上、基本的には出版業界や本に全く興味がないという人はあまりいないように思います。私たちの事業部で行っていることはAI発行配本事業なので、出版や本への興味と掛け合わせて、AIそのものやAIを用いたアプリケーションを作ることに興味がある、そういった方向性が採用の軸になっています。
またできるだけ偏りがでないように、色々な興味関心を持っている方を採用したいと思っています。
私個人としては、世界最強クラスに優秀な方と働きたいです。抜群に優秀な方で、かつ、一緒に働くことで、他者の力を増やせるような人間的魅力がある方が理想です。
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Q3
働く上で心掛けていることはあり
ますか? -
とにかく自分が楽しむこと、そしてメン
バーにも楽しんでもらうこと自分がやりたいことや楽しいと思うことと、会社が目指している方向性がある程度一致するようにしています。全体的な方向性が明後日の方向に向いていないことが大切だと考えています。
メンバーに対しても、1on1などを通してやりたいことを詳しくヒアリングしています。個人の思いと現在の業務とが食い違ってしまうと、誰にとってもプラスにならないですから。
メンバーから「こんなことをしたい」と要望が上がってきたら、私の権限でできることであれば5分後には決定していることもあります。メンバーからの発案で新たな領域を立ち上げることもありますし、割と柔軟に対応できる環境だと思います。
また、「変わることを楽しむ」ことも大切です。私はもともとデータサイエンティストとして採用され、今も職階上はデータサイエンスになっています。しかし組織がどんどん変わっていく中で、このシステムエンジニアリングチームも一から私が中心となって立ち上げていった、という経緯があります。これからも立場や役割は大いに変わり得ますので、変わることを楽しめるマインドは重要ですね。
-
Q4
ご自身が転職活動でPubteXを選
んだ理由を教えてください -
書店が周りから減っていくことが何より
も
悲しかった書店を残したい、書店で本に触れて学びを得られる文化を残したい、という思いが一番にありました。
私は毎日書店に行って、毎週図書館に行くほど本が好きなんです。今住んでいる街に引っ越したのも「近所に書店が多いから」という理由でした。 高校生の頃から、家にいる時間より書店や図書館にいる時間の方が長いような生活をしていたので、書店がなくなるというのは本当に辛い。私にとっては実家がなくなるようなものなんです。そのため、書店の減少という課題に対して貢献したいと思って入社しました。書店ならではの魅力の一つは、興味がないものにも出会えるということでしょうか。オンライン書店では売れ筋のもの以外はなかなか目に入りづらいですが、リアルな書店では自分が興味のないものも雑多に並べられていて、その中に新たな発見がある。色々な情報に囲まれることで、自分自身が拡張されるような感覚があります。
-
Q5
今後PubteXで実現したいことは
ありますか? -
書店がある街並みを残すために
データを整備し、社会インフラとして貢献
したいどんな形でも良いので、都会から小さな街まで、街の中に本があり、書店があり続けられるような社会が実現できたらと考えています。
全ての書店で直接PubteXのサービスを使えるようになるには、正直まだ先のことになると思います。しかし私たちのサービスを通じて、日本の出版業界全体が使えるようなデータの整備ができれば、そのデータは全国津々浦々、どんな個人書店であっても役に立つものになり得るはずです。そうやって、社会のインフラのような形で書店に貢献していきたいです。
専門家集団と共に、未知の課題へ
の挑戦を楽しむ
R・Y
AI発行・配本事業部
システムエンジニアリングチーム
シニアソフトウェアエンジニア
-
Q1
現在の業務内容を教えてください
-
データの「あるべき姿」を開拓し、使いや
すいサービス開発をリード複数の出版社から提供されたデータを、それぞれの出版社に公開するためのWebアプリケーションを開発しています。
出版業界全体でまだまだデータが整備されていない段階なので、データがどうあるべきか、またその見せ方を考えられるのが面白いところですね。ベータ版を経て製品版をリリースしたばかりなのですが、「使いたい」と思ってもらえるようなプロダクトに仕上げていくために、ここ1〜2年が勝負になると思っています。
私自身はシニアソフトウェアエンジニアとして、テックリード的なポジションを担っています。自分自身も手を動かしながら、メンバーの育成や、アーキテクチャの決定などを行っています。
-
Q2
働く上で心がけていることはあり
ますか? -
本質を深掘りし、品質を磨き上げる
いわゆる多角的な視点で考えることを大切にしています。「この手段で進めてください」と提示された時、「なぜそれが必要なのか」と本質を深掘りし、課題に対して別の切り口で解決策を提案していくところがエンジニアリングの面白みだと考えています。
チームメンバーとの仕事の進め方においては、実装の手段は制約せず、目的を提示した上で、あとは個々の裁量に任せるよう工夫しています。日々行うコードレビューでも単なる修正指示ではなく、知見を共有する場として対話の幅を狭めないように注意しています。
我々エンジニアとしては、コードの品質にはやはりこだわりを持ち、手を抜かないようにしています。現在は生成AI時代ですが、コードの品質とAIによる効率化はまだまだ両立しきれない領域があると考えています。
PubteXのサービスは、「各社から提供されたデータを各社に共有する」という面で非常に特殊です。いただいたデータを、その会社だけに提供するのが一般的だと思いますが、PubteXではそれを「共有する」というのが肝になっています。そこでセキュリティを誤ると信頼性が低下するだけでなく、訴訟リスクにもつながりかねません。
そのためコードを堅牢にすることは極めて重要で、AIに任せられない職人技的なところがあります。そこはしっかりプロフェッショナルとして追求しつつ、プロトタイピングのようなゼロイチ開発などでは生成AIを活用するなど使い分けています。
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Q3
転職でPubteXを選んだ決め手は
何ですか? -
挑戦を通じて貴重な経験が得られることへ
の期待アプリケーション開発というと受託開発の色が強い印象でしたが、PubteXは出版業界でもおそらくかなり特殊な立ち位置で、挑戦的な取り組みを行っている点に魅力を感じました。
会社がまだ若いということもあって、開発だけではなく各所との調整といった、いわゆるジェネラリスト的な立ち回りなどさまざまな経験ができるのではないか、という期待もありました。
入社前は「ベンチャー気質が強いのでは」とい
う先入観を持っていたのですが、実際は多様な業種・経験を持った人々が集まってできあがった組織ということもあり、文化が混ざり合った独自の雰囲気を感じています。
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Q4
どんな人と一緒に働きたいですか?
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柔軟性を持ちながら、共に成長していける
人技術的に成長意欲のある方ですね。「このアプリケーションはこうあるべきだよね」「ではこうしましょう」という提案や実行力がある方、またプロダクトの進む道や目標から逆算してモノづくりができる方が求められています。
その際、勢いに乗って進めてしまうとチームに摩擦が生じてしまうので、相手の立場に立ったコミュニケーションで物事を前に進められる方が向いていると思います。PubteXは「役割に応じた組織構造」的な側面が強いので、一人が一気通貫でやるというよりは、それぞれの専門家が機能を分担しています。そのため同期的なコミュニケーションが非常に重要になっています。
もちろん、必ずしも全員が対外的なコミュニケーションを行う必要はないので、「技術にどっぷり浸かりたい」という方でも心配は要りません。実際にそういったメンバーも活躍しています。
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Q5
今後PubteXで実現したいことや
夢はありますか? -
成長をプロダクトに還元し、業界
に良い影
響を与えたいエンジニアとして入社したからには、技術的に成長したいですね。モノづくりを通じて技術的な課題を解決していきながら「あるべき姿」を探究していきたいです。
自分自身で技術トレンドなどを学ぶことはもちろんですが、重要な知見は上司から得ることが多いです。自分の成果物に対して完璧主義をやめて、タタキの状態や中途半端な状態でも一度上司に見せてフィードバックをもらうことにしているのですが、アドバイスを通して、自分がこれまで持ちえなかったエッセンスを吸収しています。
その結果として、制作したWebアプリケーションが業界で根付き、出版社や書店に良い影響を与えられたら嬉しいです。
信頼できる仲間と、日々新しいことに
挑戦できる喜び
N・D
AI発行・配本事業部
システムエンジニアリングチーム
ソフトウェアエンジニア
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Q1
現在の業務内容を教えてください
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ITインフラでシステムの礎を築く
ソフトウェアエンジニアとしてITインフラを担当しています。
アーキテクチャ設計から、既存のインフラストラクチャの運用や保守まで幅広く手掛けており、例えば新しいソリューションの開発や既存のシステムの改修、障害が起きた際の対応などを行っています。
ITインフラはシステムの土台。通常通り動いている時は存在に気づきにくいですが、いざ問題が起きると多方面に大きな影響を与えてしまうので、細かいところまで気を付けなければなりません。トラブル発生時には迅速に対応し、メンバーやお客様からの信頼を得られた時には達成感があります。
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Q2
転職でPubteXを選んだ決め手は
なんですか? -
ロボティクスから出版業界へ
多様な挑戦を可能にするフィールドに魅力
を感じた前職は、ロボット関係の会社でシステム開発をしていました。新しい環境を求めて別の業界を見ていた際に、出版業界に辿り着きました。
子供の頃から本には親しんでいたので、もともと出版には興味がありました。小さな頃両親とフランスの田舎に住んでいたのですが、大きな町の本屋さんに連れて行ってもらうのが楽しかったことを覚えています。
以前はスタートアップの小さな会社だったので、もう少し規模の大きな組織で自分の業務領域の幅を広げたい、という思いがありました。
PubteXは複数の大手出版社が参画しているため、日々新しい挑戦や発見のある刺激的な仕事ができるのではないかと考え、転職を決めました。
実際に働いてみると、期待通りで毎日がとても楽しいです。自分が中心となって答えのない課題に対するソリューションを考えることは大変ですが、そこに仕事の魅力を感じています。
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Q3
ご自身のチームの雰囲気について
教えてください -
物理的にも心理的にも距離が近く、頼り合
える関係エンジニアチームでは、アプリケーションのエンジニアとデータの周りのエンジニアとで毎週ミーティングがあり、進捗共有などを行っています。メンバーのできることや具体的な仕事内容がわかるので、全員の認識を合わせた状態で新しいプロジェクトを進めることができます。
メンバーは17人ほどで、顔を合わせて全員と話せる機会も多く良い雰囲気だと思います。メンバー同士の信頼関係も強く、仕事がやりやすいです。
オフィス移転前は事務所が2つあり、IoTチームと私のシステムエンジニアリングチームはそれぞれ別の場所に出社していました。そのためスムーズなコミュニケーションが取りづらいこともありましたが、今は同じ場所で対面できるようになったので、相談もしやすくなりました。顔が見られるだけで嬉しくなりますね。
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Q4
今興味を持っていることはあり
ますか? -
障害に左右されない強靭なシステム作り
最近さまざまなクラウドサービスで、サイバー攻撃などによる障害が多発しています。PubteXのサービスでは同じことが発生しないように、障害を避けるためのアーキテクチャや仕組みづくりに力を入れて開発しています。
我々のサービスにとって一番大事なものは「データ」なので、バックアップを取ったり、データの保存場所がきちんとわかるようにしています。その上で、万が一障害が発生してもユーザが問題なく接続でき、データが見られるように構築していますね。「いつでもいつも通りに使える」ことを大切にしています。
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Q5
今後PubteXで実現したいこと
はありますか? -
日々の知見を活かして
川上から川下まで一貫して携わりたいよりビジネスの上流工程から課題に対応したいです。例えば、企画段階からソリューションがユーザに届くところまで、責任を持って設計してみたいです。
そのためには、もっと多くのテクノロジーや言語を学ぶ必要があると考えています。日々のプロジェクトを通して様々なシチュエーションを見ながら勉強して、情報を蓄積していきたいです。
以前、システムのバージョン更新の失敗によって対応に追われたことがありました。その時の障害から「もっとテストをした方が良い」という学びがあり、システム全体の改善につながりました。ピンチをチャンスに、ポジティブに変えることができたんです。
お客様と連携して調査を進めながら「何が起きていて、それは何が原因なのか」を一つずつ理解して対応したこと、障害をメンバーに共有し、原因を調べたり情報を教えてもらう協力体制が取れたこと。緊迫感のある状況でしたが、たくさんの学びがあったので、そういった経験を活かしながら成長していきたいです。